LoRaWAN 温湿度センサーによる熱中症対策の見える化

屋内寄り作業現場に設置した LoRaWAN 温湿度センサー
教育・学校法人

屋外活動の暑さ指数を遠隔監視。学校から自社グループ拠点まで横展開

クライアント
学校法人(T)
業種
教育・学校法人
実施時期
2023年〜
サービス
networkclouddata

背景・課題

夏場、屋外活動の現場では熱中症リスクが避けられません。学校では体育や部活動でフィールドが高温・多湿になり、現場の先生・事務員は 「なんとなく暑いから注意」 という体感ベースの判断に頼らざるを得ませんでした。客観的な指標は現場や事務所に置かれた温度計のみで、複数のフィールドを同時に把握する手段がありませんでした。

ELSPINA グループの作業現場でも同じ問題がありました。半屋内ではあるものの屋外と通じている空間で、夏場は高温・多湿になり、作業効率の低下と熱中症リスクが顕在化していました。

属人的な判断ではなく 数値ベースで非属人的にリスクを判定する仕組み、そしてフィールド・拠点を横断して一括把握できる仕組みが必要でした。

提供したソリューション

屋外フィールドごとに LoRaWAN 温湿度センサー を分散配置し、本部建屋の屋上に LoRaWAN ゲートウェイ を 1 台設置することで広範囲をカバーしました。クラウド側で温湿度から 暑さ指数(WBGT)相当の指標 を算出し、ダッシュボードで全フィールドを一覧化。閾値超過時はメールで関係者に即時通知します。

低消費電力・長距離通信が特徴の LoRaWAN を採用したことで、フィールド側のセンサーは電池駆動で配線不要、ゲートウェイ 1 台で複数フィールドを面的にカバーできる構成となりました。

屋外フィールドに設置した LoRaWAN 温湿度センサー

屋外フィールド設置の温湿度センサー

本部建屋屋上に設置した LoRaWAN ゲートウェイ

屋上設置の LoRaWAN ゲートウェイ

自社グループ拠点への展開(LED サイレン連動)

学校での運用ノウハウをベースに、ELSPINA グループの作業現場にも同構成を展開しました。半屋内環境の特性に合わせ、ダッシュボード/メール通知に加えて LED ストロボサイレンを連動 させ、危険レベル超過時には現場で即座に光と音で警告します。

巡回判断や事務所からの連絡を待たずに、現場で働く人自身が即座に気付ける 運用となり、作業中止・アドホックな休憩取得などの初動が早くなりました。

詳しい構成は Tech Blog LoRaWAN 温度湿度センサーと LED ストロボサイレンの連携システム で解説しています。

成果・効果(Before / After)

導入前は、屋外活動の安全判断は 体感ベース で属人的、客観的な指標は現場や事務所の温度計のみで、複数フィールドの状態把握には人手の巡回が必須でした。

導入後は、全フィールドの温湿度・暑さ指数をリアルタイムで遠隔監視 でき、閾値超過時には自動でメール通知。学校では 数値による非属人的なリスク判定 が可能となり、自社グループ拠点では 現場での即時光警告 によって作業者自身の初動を後押ししています。

熱中症リスクの早期把握は、働く人と活動する人の安全 に直結する効果として現れています。

使用技術

  • LoRaWAN 温湿度センサー
  • LoRaWAN ゲートウェイ(屋上設置)
  • 暑さ指数(WBGT)相当の指標算出
  • LED ストロボサイレン連動(自社グループ拠点)
  • クラウドダッシュボード/メール通知
他の事例を見る → お問い合わせ →